
あなたは人と親しくなるのが苦手ですか?
今日はどうして人と親しくなるのが苦手になったのか、その理由を考えてみましょう。この記事では、前半で「人と親しくなるのが苦手な理由」を、後半で「自己防衛の戦略を止める方法」を紹介します。
人と親しくなるのが苦手な理由
人と親しくなるのが苦手な人は、自己防衛の戦略を常に行っている状態です。私たちは誰しも危険が迫ったときには逃げたり戦ったりしますが、自己防衛の戦略をとっている人は、それが日常的になってしまっているのです。その結果、常に逃げ腰であったり、戦闘態勢をとり続けたりします。これが、著書でいう「自己防衛の戦略」です。
こうした人々は、幼少期からこのような生き方をしてきた可能性があります。幼い頃に常に自己防衛しなければならなかった人は、成人してからも過度に自己防衛を行い、自分自身や他者と良質な心の交流を持てなくなることが多いのです。その結果、心を開き、愛情に満ちた関係を築くチャンスを逃してしまいます。
たとえば、大切な人との別れがあった場合、自己防衛の戦略をとる人はその別れを避けるために、すぐに新たな関係を探すなどの方法をとることがあります。本来なら、別れを悲しんだり、去っていった人を恨んだりするのが自然な感情ですが、自己防衛のためにそれを感じないようにしてしまうのです。しかし、感情は内側に残り続けるため、悲しみや怒りが消化不良を起こし、次の相手に対しても未消化のまま向き合うことになります。

これが習慣化すると、最初から親しい関係を持たなければ、傷つくことも悲しむ必要もないという考えに至ります。例えば、「ペットは死ぬから飼わない」という人がいるかもしれません。これは自己防衛の戦略の一例です。ペットを飼わないことで、死別の悲しみを経験しないで済むかもしれませんが、ペットと過ごす楽しさや生きがいを手に入れることもできません。
このような自己防衛の戦略が染みつくと、いくつかのタイプの行動パターンが現れます。
- 結ばれない相手を求め続ける:不倫関係や、いつまでも大切にしてくれない冷たい人を選び続けるなど。
- 完璧な相手を待ち続ける:完璧な人など存在しないにもかかわらず、「いい人がいない」という理由で関係を持たない。
- 「いい人」でいることが人生の目的になる:みんなから好かれるため、または嫌われないために自分を完璧であろうとする。
こうした行動は、自分を守るための戦略ですが、実際には自分自身を縛り付け、他者との関係を深めるチャンスを逃しているのです。
自己防衛の戦略を止める方法
では、どうすれば自己防衛の戦略を止めることができるのでしょうか?ここで重要なのは、まず「自己防衛の戦略」に気づくことです。自己防衛の戦略を続けている人は、自分を守っているつもりでも、実際には自分を牢獄に閉じ込めてしまい、外部との接触を断ってしまうのです。これは危険な時には有効かもしれませんが、常にそうしていると誰とも親しくなれないのは当然です。

特に幼少期にこの習慣が始まった可能性が高いのです。著書によると、子供時代に自分の親や家族を理想化していた人は、自己防衛の戦略を採りやすく、人と親密になれない傾向があります。なぜなら、親の現実の姿を見ることを避けてきたからです。それが大人になっても続き、友人やパートナーに対しても現実を見ようとしなくなってしまうのです。
自己防衛の戦略が無意識に働くと、私たちが子供時代に解決されなかった危機に似た状況に直面したときに自動的に発動します。これが人と親しくすることを避ける理由であり、逆に攻撃的になる理由でもあります。もし、ここで自己防衛の戦略が発動していると気づくことができたら、その戦略を止めることができるのです。
自己防衛の戦略を続ける人は、重要なプロセスを一度も経験していないことが多いです。例えば、葬式で泣けない人がいます。このような人は、感情を抑え込むことに必死で、その結果、感情を処理するプロセスを避け続けているのです。順序としては、まず自己防衛の戦略に気づき、それをやめることです。すると次に、怒りの感情が出てきます。「親から愛されていなかった」「自分のせいにされた」といった感情が表面化してきます。そして次に、悲しむプロセスです。「私は愛されていなかったんだ」とじっくり感じることです。
自己防衛の戦略を発動している人は、その逆のことばかりをしてきました。悲しまないための努力や、怒りを抑えるための努力などです。これらは幼少期には親にとっては助かるものでしたが、子どもにとっては感情を消化不良のままにしてしまうものでした。

まとめ
自己防衛の戦略に気づき、それを一つずつやめていくことで、自分を守るために取ってきた行動が必要なくなる時がきます。必要ないものを手放す勇気が出てくるでしょう。自己防衛の戦略を止めることで、もっと自由に、もっと人と親密な関係を築けるようになるはずです。
いかがでしょうか?自己防衛の戦略を使い続ける理由を振り返り、それを手放すことで新しい視点を持つことができるようになります。今この瞬間から、自己防衛の戦略をやめてみませんか?きっと新しい自分に出会えるはずです。



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