「もしやろうと思えばできたのに、結局やらずに1日を終える」——そんな感覚を抱えたことはありませんか?
人生が自分の手からスルスルとこぼれ落ち、制御不能に感じたり、行き詰まりや無力感、疲労ややる気のなさに苛まれたりする瞬間は誰にでもあります。しかし、改めて覚えておきたい事実があります。
「誰もあなたを救ってはくれない」
あなたの人生は、あなた自身のコントロール下にあります。
思い描く人生があるなら、そこに近づくために必要な行動をとらなければなりません。“やらなかった”のに結果だけ求めても、それは叶わないのです。人生では常に2種類の苦痛が待っているとよく言われます。
- 規律を守る(行動する)ことの痛み
- 後悔することの痛み
私はいつでも後悔を避ける選択をしたいと思っています。あなたはどうでしょうか?
情報に流されないために:価値観と優先順位を持つ
私たちは今、情報や他人の意見が絶え間なく降り注ぐ時代に生きています。常に流れてくる声に耳を傾けてばかりいると、自分が何を重視すべきか見失い、どこへ向かえばいいのか分からなくなってしまうものです。
ときには、自分の嫌いなインフルエンサーや有名人が言ったことであっても、内容自体は賛同できることがあるかもしれないのに、「嫌いだから」という理由だけで拒否してしまうことがあります。逆に、大好きな人が言っていることすべてが正しいわけでもありません。そこで必要になるのが「自分のコアとなる価値観」です。価値観というフィルターがあれば、情報や意見を取捨選択しやすくなります。
優先順位がないと人は流される
価値観とともに大事なのが、優先順位を明確にすることです。何を大事にして、何を捨てるのか。例えば「健康」と「良好な人間関係」を優先するなら、周囲から勧められるままにタバコを吸うことを断るのも難しくはないでしょう。もし「断れない」「結局吸ってしまう」というなら、もしかすると“快適さ”や“他人の目”を優先しているのかもしれません。
私自身、14歳の頃から何度も「吸わない?」と誘われましたが、頑として断り続けました。
- そもそも吸うことを楽しめないし、メリットも感じられない
- 自分の価値観に反する
周囲の友人は大半が喫煙者でしたが、彼らは私をジャッジすることもありませんでした。そこで「断っているのにしつこく強要してくる人」がいれば、その人とは友達になれないと割り切っていたのです。
思考のフレームワーク:レイ・ダリオの「原則」
著書『プリンシプルズ(Principles)』で有名な投資家レイ・ダリオは、「自分で考えること」の大切さを強調しています。
1. 何を望んでいるのかを考え、
2. 何が真実かを見極め、
3. その真実に基づいて何をすべきか考える。これらを謙虚かつオープンマインドに行いながら、常にベストな思考プロセスを探る。
さらに、ダリオは「夢(Dreams)+現実(Reality)+決意(Determination)=成功(Success)」という公式を提示しています。つまり、ただ夢を語るだけでも、現実感のない理想を追うだけでも不十分。現実的な視点で原因と結果をしっかり理解し、その上で行動し続ける必要があるのです。
「成功した人生」とは人それぞれ
ダリオは「どんな人生を“成功”と感じるかは人それぞれで異なる」と述べています。
- 世界を変えるような大きな目標を持つ人もいれば、
- 平穏な日常を重視する人もいる。
どちらが優れているわけでもありません。大切なのは**「自分自身が何を大切にしているのか」**を知り、それに沿った道筋を選ぶことです。
目標達成の5ステップ
ダリオは、個人の進化のプロセスを次の5つのステップにまとめています。
- 明確なゴールを持つ
- そのゴールを妨げる問題を特定し、それを許容しない
- 問題の根本原因を正確に診断する
- それらを回避するための計画を立てる
- 設計したプランを実行する
私のストーリー:家族を支える「軸」としての価値観
私の家庭は、私が10代の頃から経済的に厳しい状況が続いていました。そんな中、父方の家族に助けを求めたとき、ほとんど手を貸してもらえなかった一方で、母方の家族は私たちを支援してくれ、心身ともに支えてくれたのです。そのおかげで、私たちはどん底から抜け出すことができました。言葉では言い表せないほどの感謝を感じています。
両親は昼夜を問わず働き、私と兄を守ってくれました。彼らの苦労と粘り強さは、私自身の価値観を形作る基盤になっています。私は家族の「柱」になり、問題解決の役割を果たしたい。自分の人生を“並”では終わらせたくない。その理由は、自分だけでなく、家族やこれから生まれる未来の世代をより良い方向へ導きたいからです。両親が私を信じてくれたように、私も結果を出して恩返しをしたい。そして、未来の子どもたちには私を誇りに思ってもらいたい。自分が理想とする“素晴らしい人物”像に近づきたいのです。
もしあなたも同じ思いを持っているなら、一緒に“凡庸”から抜け出す努力をしましょう。
習慣を築く:価値観が行動のベースをつくる
私たちの行動は、根本にある“価値観”によって方向づけられます。そこで、習慣を大きく3つのカテゴリーに分けると分かりやすいかもしれません。
- Mind(心)
- Body(身体)
- Life(人生)
1. Mind(心)の習慣
- 読書
- 執筆(ジャーナリングやクリエイティブライティング)
- 感謝(グラティチュード)
- ビジュアライゼーション(目標や夢を思い描く)
- (今後、瞑想も習慣に組み込もうと考え中)
読書と執筆
読書を習慣化するには、1日のどこかで読書に充てる時間を先に決めておくと良いでしょう。朝・昼休憩・寝る前など、自分に合ったタイミングを設定するのがポイントです。私自身は主に寝る前に読書するのが好みです。執筆も同様に、毎日・週1・月1など、自分のペースでジャーナリングや文章作成をしてみましょう。
感謝(グラティチュード)
感謝の気持ちを習慣化するには、毎日数分でも「今日ありがたかったこと」を振り返るだけでOKです。嫌なことがあっても、「数年前に憧れた暮らしを今送れている」と思い出すだけで、前向きな気持ちを取り戻せます。
「ここまで来て、今さら負けるわけにはいかない。私は勝つんだ。」
この言葉を思い出すと、一歩踏みとどまれる瞬間があります。
ビジュアライゼーション
目標がすでに達成された状態をイメージすることで、脳がそれを現実として受け入れやすくなります。いわゆる「引き寄せの法則」を活用する形です。実は私は子どもの頃から自然にやっていました。想い描いた目標はほぼ達成しており、夢がどんどん現実化していく実感を得ています。
2. Body(身体)の習慣
- 運動
- 健康的な食事
- 適切な睡眠
特に、現代の「ハッスル文化」で忘れられがちなのが「睡眠」です。
- 朝5時に起きる=偉い、というわけではありません。
- しっかり睡眠をとるほうが、生産性や思考力は格段に上がります。
無理に早起きしようとして睡眠不足になるより、**「自分に必要な睡眠時間を確保する」**ことが最優先。あなたを支配するのはルーティンではなく、ルーティンがあなたを支えてくれる形が理想です。
3. Life(人生)の習慣
- ネットワーキング・人間関係の構築
- 家族への恩返し
- 計画と目標設定
- 新たなスキルの習得
- 時間管理
家族への恩返し
家族はあなたの原点であり、辛いときも喜びのときもそばにいてくれる存在です。私も親や支えてくれた親戚に少しでも恩返しができるよう、物質的なことだけでなく「時間」や「感謝の言葉」を惜しまないように心がけています。
新たなスキルの習得
「進化しなければ、衰退する」
これは言い過ぎかもしれませんが、新しい言語やソフトウェアの勉強など、何かしら学び続けることは自己成長の源泉になります。私自身は「自分のコンフォートゾーンの外にコンフォートゾーンを作る」イメージで、新しいことに挑戦し続けています。
あなたの最も貴重な資産:時間を管理する
「若いときには時間が有り余っている」のは事実ですが、同時にお金がないために外注や delegations が難しいという現実もあります。富裕層ほどタスクを委任できるので、同じ24時間でも使い方がまるで違うのです。
ある統計では、仕事や睡眠、その他の用事を差し引いたときに、自由に使える時間は1日5時間程度だと言われています。この5時間で人生が大きく左右されると考えると、時間の使い方を意識せずにはいられません。
まずは現状を把握する:タイムオーディット
時間の使い方を変えたいなら、最初にすべきことは「今どうやって時間を使っているのか」を知ることです。
- 起床から就寝までの行動を細かく記録
- カテゴリー分けして、どこに最も時間を使っているかを把握する
この作業は正直面倒ですが、**「人生を変えたい」**という思いがあるならやってみる価値があります。アプリ「Akiflow」などを使うと、ハッシュタグやラベル機能で作業を分類しやすくなります。現状を可視化できたら、
- どのカテゴリーに一番時間を使っているか
- それは本当に自分の目標や価値観に合っているか
- どこをどう改善できそうか
を振り返ってみましょう。
優先順位を決める:To-Doリストの落とし穴
「やることリスト」をただ羅列するだけだと、優先度の高いタスクを後回しにしがちです。
- 1日の“絶対にやる”ことを1つ(ノンネゴシエーブル)
- 次いで大事なタスクを2つ(高優先度)
これくらいに絞ってみてください。何もかもが優先では、結局どれも手につきません。アメリカ合衆国のアイゼンハワー元大統領が用いた**「緊急度×重要度」のマトリックス**を参考にすると決めやすいでしょう。アプリ「Akiflow」を使えば、最重要タスクを“Goal for the day”として設定し、いつでも確認できるのも便利です。
時間の“予算”を立てる
優先タスクが決まったら、それぞれに割り当てる「時間の予算」も決めます。たとえば「今日は仕事関連の作業に8時間使う」と決めたら、その8時間内でこなせるタスクの組み合わせを考えるのです。
- 「この2時間は○○の仕事に集中する」
- 「次の30分は小休憩を挟む」
といった具合に、あらかじめブロックを設定する「タイムブロッキング」もおすすめです。「Akiflow」やGoogleカレンダーを連携させれば、タスクとカレンダーを一元管理できます。
ADHD傾向がある人へのヒント
ADHD傾向があると、時間の感覚がつかみにくいことがあります。そんなときは**「2時間で終わらせる」ではなく、「2時間はこのタスクに向き合う」**と設定し、タイマーを使うのがおすすめです。低優先度のタスクでタイマーが鳴ったら、いったん中断して高優先度のものに移る決断も必要です。一方で、もしやる気がみなぎっているなら、タイマーを無視して続行するのもアリ。メソッドに使われるのではなく、メソッドを使いこなす意識を忘れないでください。
便利なツール:タスク管理・カレンダー・ノート
- Akiflow
- 優先度をつけられるTo-Doリスト
- タイムブロッキング機能
- 各種アプリ連携(Googleカレンダー、Spotify、Fiverr、Telegram、Notion、iOSリマインダーなど)
- フォーカスモードで通知を遮断し、作業に集中できる
- Notion
- さまざまな情報を一元管理できるオールインワンツール
- Akiflowと同期させれば、Notion上で完了済みのタスクなども確認しやすい
- Googleカレンダー
- イベントの管理とリマインダー通知が便利
- Akiflowと組み合わせて時短かつ効率的にスケジューリング
いずれにせよ、**「自分が本当に使いやすいツール」**を厳選して活用することがポイント。道具はあくまで補助的なものです。
1%の改善:カイゼンとアトミック・ハビッツ
カイゼン:小さな変化を積み重ねる日本発の概念
Kaizen = 改善 = “良い方向への継続的な変化”
大きな改善・変化であっても、小さな変化であっても構いません。現状がそこそこうまくいっているように見えても、「もっとよくできるかもしれない」と考える姿勢こそがカイゼンの根本です。
ジェームズ・クリアー『Atomic Habits』
「1%の改善」はその日その瞬間では目立たなくても、1年後には37倍もの成長を生む。
毎日1%ずつでも成長を積み重ねれば、やがて大きな成果が訪れるという考え方です。
- 「今日の自分は昨日より少しでも良くなれたか?」
- もし「NO」なら、何が原因でどう改善できるかを考える。
この自問自答を続けることが、あなたの人生を着実に前進させるでしょう。
まとめ:行動こそが未来を変える鍵
- 誰もあなたを救ってはくれない。人生は自分の選択と行動の積み重ねです。
- 価値観と優先順位を明確にすることで、情報過多の時代を乗り切り、自分が本当に望む道を選べるようになります。
- レイ・ダリオの「原則」やKaizenの考え方、アトミック・ハビッツの1%成長理論などを参考に、目標を設定し、小さな行動を積み重ねましょう。
- 時間管理は成功の基盤。やるべきことにきちんと優先順位をつけ、効果的なツールを使って自分のリズムを作り上げてください。
- 家族や大切な人とのつながりを忘れずに。家族がいるからこそ「もっと頑張ろう」と思える自分がいるかもしれません。
一歩ずつ着実に行動し続けることで、数年後には驚くほど遠くまで到達できるはずです。行動しなければ何も変わりませんが、行動を続ければ小さな変化が積み重なり、大きな結果をもたらします。
「We did not come this far to break down and lose now.」
——ここまで来たのなら、もっと先へ。あなたはきっと勝てます。
それではまた、次回お会いしましょう。

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