エナジードリンクは体に悪い?知っておきたい付き合い方のコツ

食品
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エナジードリンクってどんな飲み物?

エナジードリンクは、日本では主にカフェインやアミノ酸、ビタミン類などが含まれた炭酸飲料のことを指します。実は、日本での法律上の明確な定義や基準はなく、「清涼飲料水」という食品のグループに分けられています。

一方で、昔からある栄養ドリンクは「医薬品」や「指定医薬部外品」に分類されており、疲労回復などの具体的な効果を表示できますが、エナジードリンクはあくまで食品なので、具体的な効能をうたうことはできません。多くのエナジードリンクは、カフェインによる覚醒感や、たっぷり入った糖分によるエネルギー補給を目的として飲まれています。

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注意したい体への影響

カフェインの摂りすぎに気をつけて

エナジードリンクで最も気をつけたい成分はカフェインです。カフェインを短時間にたくさん摂りすぎると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢、吐き気といった急性中毒の症状が出ることがあります。重い場合には、何度も吐いてしまったり、不整脈やけいれんが起きたりすることもあり、非常に危険です。実際に日本でも、エナジードリンクとカフェインの錠剤を一緒に飲みすぎたことで亡くなってしまった事例が報告されています。

血管や心臓への一時的な負担

最近の研究では、健康な若い人がエナジードリンクを飲むと、一時的に血管が硬くなる(動脈スティフネス)ことがわかってきました。飲んでから30分後には血管の弾力性を示す指標が変化し、心臓や血管に負担がかかっているサインが見られます。これらの数値は2時間ほどで元に戻りますが、日常的に飲み続けることが将来の健康にどう影響するかについては、まだ慎重に考える必要があります。

糖分の摂りすぎも盲点

多くのエナジードリンクには、100mlあたり10から12gほどのたくさんの砂糖やブドウ糖が含まれています。1本飲み干すだけで100から150kcalほどのカロリーを摂ることになり、これはダイエット中の方や健康管理を気にする方にとっては無視できない量です。糖分は脳のエネルギーになりますが、消費しきれないほど摂り続けると、肥満や生活習慣病、インスリン抵抗性の増大などのリスクにつながる恐れがあります。

特に気をつけてほしい人たち

子どもへの影響

子どもは大人に比べてカフェインの影響を受けやすく、体の中で分解して外に出すのにも時間がかかります。カナダ保健省などの国際的な機関では、子どもの年齢に合わせた1日のカフェイン摂取の上限を決めています。例えば4歳から6歳なら45mg、7歳から9歳なら62.5mgまでとされていますが、エナジードリンクは1本でこの量を軽々と超えてしまうものがほとんどです。飲みすぎると、強い不安感や不眠が長く続いてしまうことがあります。

妊娠中や授乳中の方

妊娠中にカフェインを摂りすぎると、お腹の赤ちゃんの成長が遅れて体重が少なくなったり、悲しいことに流産のリスクが高まったりする可能性が指摘されています。世界保健機関(WHO)などの機関は、妊婦さんのカフェイン摂取を1日200mgから300mg以下にするよう勧めています。エナジードリンクは製品によってカフェインの量がかなり違うため、知らずに上限を超えてしまわないよう注意が必要です。

もっと安全に楽しむためのアドバイス

アルコールとのミックスは危険

お酒とエナジードリンクを混ぜて飲むスタイルがありますが、これは避けるべき飲み方です。カフェインのシャキッとする効果が、アルコールによる酔いの自覚を隠してしまうため、実際にはかなり酔っているのに本人が気づきにくくなります。その結果、お酒を飲みすぎてしまったり、危険な行動をとったりしやすくなるという警告が出されています。

依存と離脱症状を知っておこう

カフェインを毎日欠かさず飲んでいると、体には「耐性」ができて、同じ量では満足できなくなっていきます。この状態で急に飲むのをやめると、「離脱症状」と呼ばれる不快な症状が出ることがあります。最も多いのはひどい頭痛で、ほかにも強いだるさ、集中力の欠如、イライラなどが起こります。これらの症状は1週間ほどで収まりますが、つらさを解消するためにまた飲んでしまうという依存のサイクルに陥りやすいので注意しましょう。

飲むタイミングと量を考えよう

エナジードリンクを飲むときは、空腹時を避けるのが賢明です。お腹が空いた状態で飲むと、胃が荒れたり、カフェインの効果が急激に出すぎて副作用が起きやすくなったりすることがあります。また、カフェインの効果は数時間は続くため、寝る前の6時間以内に飲むと、せっかくの睡眠を妨げてしまいます。

エナジードリンクは、疲れを根本から治してくれる魔法の薬ではなく、一時的に元気な感覚を前借りしているようなものです。がんばりどきに上手に使うのは良いですが、基本はしっかり食べて、たっぷりと眠ることが、体にとって一番のエネルギー源になります。

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